院長ブログ

2015.12.14更新

 新長田駅北スグの福井クリニック院長、福井俊彦です。当院は神戸市長田区神楽町6丁目9−10小山ビル2階にある内科・眼科診療所です。1992年に消化器内科・循環器内科として開院したのが始まりです。その後、禁煙外来、ED外来、AGA外来を相次いで開設いたしました。いずれも専門性の高い診療を行っております。

 男性型脱毛症(AGA)の治療にメインで使用する薬剤は5α還元酵素阻害薬で、先発品としてはプロペシア、後発品としてはフィナステリドファイザーが処方可能です。これらの薬剤名はフィナステリドで、5α還元酵素IIを阻害します。ただし、この酵素にはもう一つIが存在するので、フィナステリドがDHTの生成を阻害できるのは7割程度です。

 5α還元酵素I,II阻害剤としては、前立腺治療薬のアボルブと男性型脱毛症治療薬の新薬ザガーロカプセルがありますが、現在製造ラインがストップしており、製品が市場から消えてしまっている状態です。(プロペシアとフィナステリドファイザーは問題ありません。)この二つの薬剤の成分は全く同じで、薬剤名はデュタステリド、効果はDHTの生成を9割阻害すると言われています。

 当院におけるAGA外来では、5α還元酵素II阻害剤と発毛剤フロジン液を併用するコンビネーション治療により非常に迅速で高い効果を得られています。しかし、フロジン液を併用できない方はプロペシアのみでは効果が限定的な方もあります。その場合、いままで5α還元酵素I,II阻害剤に切り替えることによって、非常に良好な結果が得られています。現在、デュタステリドが入手不可能な状態が続いております。ご不便をおかけしますが販売再開まで可能な限り有効な代替治療をご提案させていただきます。

 お電話は078-612-0101。ご遠慮なくご相談ください。

 

投稿者: 福井クリニック

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